Monday, January 23, 2017 10:42 AM

首相、TPP腰据え議論 トランプ氏「信頼できる」

 安倍晋三首相は23日、衆院本会議の代表質問で、トランプ大統領が離脱表明した環太平洋連携協定(TPP)に関し「協定の戦略的、経済的な意義について腰を据えて理解を求めていきたい」と述べ、発効に向け米側へ働き掛けを続ける意向を示した。「トランプ氏は信頼できる指導者だとの考えは変わらない。できるだけ早期に会談し、揺るぎない日米同盟の絆をさらに強化したい」とも強調した。

 代表質問は23日に始まった。24日は衆参両院で、25日に参院でそれぞれ本会議が開かれ、各党の党首らが質問に立つ。

 民進党の野田佳彦幹事長は、対日貿易赤字などを問題視するトランプ氏に「政府としてきちんと物を言うべきだ」と迫った。首相は「日本企業の米国経済への貢献を含め、主張すべきことは主張する」と答えた。(共同)