Monday, January 23, 2017 4:44 PM

南シナ海を中国から防衛 トランプ政権が本格始動

 スパイサー米大統領報道官は23日、トランプ政権発足後最初の定例記者会見を開き、南シナ海を「一つの国の支配」から防衛すると述べ、中国をけん制した。政権による法整備の優先事項として医療保険制度と移民対策、税制改革、規制改革を挙げた。

 この日が20日に発足した政権の最初の平日となった。トランプ大統領は環太平洋連携協定(TPP)離脱など三つの大統領令に署名し、政権が本格的にスタートした。

 南シナ海を巡り、スパイサー氏は公海上での米国の国益を守ると強調した。南シナ海の大半の海域について管轄権を主張する中国が反発しそうだ。スパイサー氏はまた、トランプ氏が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に向けてロシアとも協力できると述べた。(共同)