Wednesday, January 25, 2017 11:34 AM

初の小池予算、カラー前面 五輪や築地の懸案先送り

 東京都の小池百合子知事は25日、就任後初の編成となる2017年度当初予算案を発表した。待機児童対策費に前年度の1.4倍を計上するなど看板政策に手厚く配分。事業見直しで経費削減も進め、小池カラーを前面に出した。一方、20年東京五輪・パラリンピック総予算のうち、国や大会組織委員会との調整後に決まる新たな負担分や、築地市場から豊洲への移転経費も盛り込まず、懸案は先送りとした。

 小池知事は同日の記者会見で「無駄を徹底的に排除し、必要な施策には思い切って配分した」と述べた。

 一般会計は、前年度当初比0.8%減の6兆9540億円と、5年ぶりのマイナス。(共同)