Wednesday, January 25, 2017 4:41 PM
20年五輪開会式で有識者会議 聖火リレー、全都道府県が前提
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が25日、東京都内でインタビューに応じ、大会の目玉の一つとなる開会式の演出について、近く有識者会議を立ち上げて検討を開始することを明らかにした。聖火リレーのルート選定は、47都道府県全てを回ることが前提になるとの認識も示した。
開会式の演出を検討する有識者会議のメンバーには歴史やスポーツ、文化、音楽など各分野に精通した人物を起用する考えを示した。「この五輪は何を描くのか、どういうことを世界に訴えようとしているのかという根本の問題から議論したい。(コンセプトを固めるための)賢人会議みたいなものをつくり、英知を集めたい」と述べた。
復興五輪をテーマの一つに掲げる森会長は、聖火リレーについて「まず優先的に被災地を回りたい」としたほか、開催都市の東京都内を重点的に巡ることが望ましいとの考えをあらためて示した。国際オリンピック委員会(IOC)は上限を100日と定めているが、「最大限そんな気持ちを込めた案をつくったら何日になるのかということから検討を始めてほしい」とし、20日程度の延長であればIOC側も「考えてくれるのではないかと思う」と述べた。(共同)
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