Wednesday, June 15, 2016 6:12 PM

NY株続落、34ドル安 金融政策に不透明感

 15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米金融政策の先行き不透明感が増したとの見方から、前日比34.65ドル安の1万7640.17ドルと5営業日続落で取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数も8.62ポイント安の4834.93と続落した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が15日の記者会見で、英国の欧州連合(EU)離脱問題が利上げ見送りの「要因の一つになった」と発言。米国の外の出来事が米金融政策に影響を与えていることを強く意識させ、追加利上げの時期が見通しづらくなったと受け止められた。

 市場では「今回の議長発言で、英国以外にも中国や中東などを従来以上に目配りする必要が出てきた」(米株アナリスト)との声が聞かれた。(共同)