Thursday, January 26, 2017 10:10 AM

復帰のトヨタが2位と健闘 18年ぶりのWRC

 自動車の世界ラリー選手権(WRC)開幕戦、ラリー・モンテカルロは22日にゴールを迎え、18年ぶりに参戦したトヨタはヤリマッティ・ラトバラ(フィンランド)が総合2位に食い込む大健闘を見せた。トヨタを復帰初戦で表彰台に導き、WRC通算16勝と経験豊富なラトバラは「この車が高い可能性を秘めていることが早速確認できた」と自信を深めた。

 初日を総合9位で終えると徐々に順位を上げ、3日目に3位に浮上。最終日の4日目にマシントラブルに見舞われたライバルを抜いて2位となった。もう1台のドライバーを務めるユホ・ハンニネン(フィンランド)は総合3位で迎えた2日目の第5ステージでクラッシュして順位を大きく落としたが、最終的に16位で完走した。

 トヨタは2015年にWRCへの復帰を表明。現役時代、三菱自動車で総合4連覇の実績があるトミ・マキネン氏を代表に迎え、本腰で開発を進めてきた。マキネン氏は「今シーズンは開発の年と捉えている。あまり大きな期待を抱かないようにしてきたが、はるかに上回る素晴らしい結果だ」と手応えを口にした。(共同)