Friday, January 27, 2017 10:18 AM

米、1.9%成長に急減速 昨年10〜12月、景気不透明

 米商務省が27日発表した2016年10〜12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は年率換算で前期比1.9%増となり、伸び率は前期の3.5%から急減速した。輸出が大幅に減少し、個人消費も振るわなかった。米景気の先行き不透明感が強まりそうだ。高成長を目標に掲げるトランプ氏が昨年11月の大統領選を制した後、株価は上昇したが、消費の増加にはつながらなかった。輸出減少はドル高も影響したとみられる。

 2.2%程度とみていた市場予想を割り込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は1月31日と2月1日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送る見通しだ。(共同)