Friday, January 27, 2017 10:19 AM
メキシコ輸入に20%課税 米政権、首脳会談は中止
スパイサー米大統領報道官は26日、トランプ大統領がメキシコに国境の壁の建設費を負担させるため「メキシコからの輸入品に20%課税する」ことを検討していると明らかにした。メキシコ側が負担を拒否しているため、強制的に徴収する構え。31日に予定されていた米国とメキシコの首脳会談は中止となり、壁を巡る両国の対立が激化してきた。
「米国第一」を掲げるトランプ氏は大統領選中に日本の米軍駐留経費の負担増を主張。最近は日本の自動車市場が閉鎖的と不満を示しており、2月上旬にも行われる首脳会談で、日本に厳しい要求を突き付ける可能性もありそうだ。
メキシコからの輸入への課税が強化されれば、米国向け製品の生産拠点をメキシコに構える日系企業も影響を受ける恐れがある。菅義偉官房長官は27日の記者会見で「影響について注視していきたい」と述べた。(共同)
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