Friday, January 27, 2017 10:20 AM

シリア和平協議延期 反体制派との調整難航

 ロシアのラブロフ外相は27日、2月8日にジュネーブで再開される見通しとなっていた国連主導のシリア和平協議が2月末に延期されたと述べた。アサド政権存続の是非など政治問題を話し合う和平協議を巡り、反体制派との調整が難航していることが明らかになった。

 モスクワでシリア反体制派と会談した際に発言した。この会談にも、反体制派の一部の主要勢力が欠席した。インタファクス通信によると、反体制派は具体的な開催日は決まっていないと述べた。

 ラブロフ氏は、反体制派の一部は戦闘が続いているうちは会談の席に着けないなどとして交渉を拒んでいると説明した上で、今は停戦が発効していると反論。「これ以上の言い訳は不要だ」と強調した。(共同)