Friday, January 27, 2017 10:20 AM

三菱自に初の課徴金命令 燃費不正で4.8億円

 三菱自動車の燃費不正問題で、消費者庁は27日、データを改ざんし、実際の性能より車の燃費が良いとカタログなどで宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、三菱自に約4億8500万円の課徴金納付を命じた。同法に基づく納付命令は昨年4月の制度開始以来、初めて。

 同時に消費者庁は、三菱自と、車の供給を受けていた日産自動車に再発防止などを求める措置命令を出した。一連の燃費不正問題で初の行政処分となった。

 措置命令の対象は、三菱自は「eKワゴン」など軽自動車4車種と「パジェロ」「ミラージュ」など普通・小型自動車5車種で、日産が「デイズ」など軽の2車種。消費者庁が調べた結果、実際の燃費がカタログやウェブサイトで示した数値より最大約16%下回っていた。(共同)