Friday, January 27, 2017 10:20 AM

働く外国人108万人 初の大台、1年で19%増

 厚生労働省は27日、2016年10月末時点の外国人労働者数が初めて100万人を突破し、108万3769人になったと発表した。前年比で19.4%増加し、企業に届け出を義務付け集計を始めた08年以来最多となった。全体の増加率はこれまでで最も大きく、全ての都道府県で前年の人数を上回った。

 人口減少で人手不足感が強まる中、外国人労働者に頼る流れは続くとみられるが、欧米諸国では外国人居住者の増加が国を二分する論争の的になっている。日本でも受け入れを巡り国民的な議論が必要となりそうだ。

 人手不足から高い技能を持つ人材や留学生アルバイトの受け入れが増えたほか、安価な労働力との批判がある技能実習生の大幅増も全体を引き上げた。(共同)