Monday, January 30, 2017 10:15 AM

高速サーブと強打でV フェデラーとセリーナ

 テニスの全豪オープンは29日に閉幕し、シングルスで男子はロジャー・フェデラー(スイス)が四大大会最多18度目、女子はセリーナ・ウィリアムズ(米国)がオープン化以降の四大大会単独最多23度目の優勝を果たした。球足が速いと評判のハードコートで、ともに高速サーブと強打を武器にする35歳のベテラン2人が存在感を示した。

 フェデラーは膝の故障で約半年間休養して復帰したが、30歳のラファエル・ナダル(スペイン)を破った決勝で20本のサービスエース、73本の決定打を放ったように得意の速い試合展開が奏功した。錦織圭(日清食品)は4回戦でフェデラーにフルセットで惜敗。第1セットを先取したが、一気にたたみかけられずに課題を残した。

 対照的に堅守が持ち味の第1シードのアンディ・マリー(英国)は4回戦、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は2回戦で敗れた。その中で左手首痛を克服したナダルは驚異のフットワークと粘りで勝ち上がり、フェデラーとともにスター2人が復活をアピールした。(共同)