Monday, January 30, 2017 10:17 AM

イラク議会、米に反発 対「イスラム国」影響も

 イラク議会の外交委員会は29日、イラクを含むイスラム圏7カ国の一般市民の一時入国を禁じたトランプ大統領の措置に「不公正だ」と反発する声明を発表、イラク政府に対抗措置を取るよう求めた。ロイター通信が伝えた。

 イラク政府は公式な反応をしていないが、国内では不満が高まっている。イラク軍は過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点、北部モスルの奪還作戦で米軍主導の有志国連合と協力しており、悪影響が出る可能性がある。

 声明は「イラクはテロとの戦いの最前線にいる。イラク国民がこのように扱われるのは不当だ」と強調した。(共同)