Monday, January 30, 2017 12:42 PM

地球から月へ酸素イオン 38万キロ到達、大阪大分析

 地球の重力圏から流れ出た「酸素イオン」が、約38万キロ離れた月に到達していることが分かったと、大阪大や名古屋大などのチームが30日付英科学誌電子版に発表した。

 2007年に打ち上げられた日本の月周回衛星「かぐや」(09年に運用終了)のデータ分析で判明した。

 イオンは電荷を帯びた原子。チームは「植物の光合成という地球の生命活動によりできた酸素のイオンが、遠く離れた月に届き、影響を与えていることが明らかになった」としている。(共同)