Monday, January 30, 2017 12:42 PM

元仏首相夫妻を任意聴取 検察、大統領選に影響

 今春のフランス大統領選の中道・右派候補、フィヨン元首相の妻が総額60万ユーロ(約7300万円)の不明朗な「給与」を受け取っていたとされる疑惑で、同国の検察当局は30日、予備的捜査の一環として夫妻から任意で事情聴取した。ニュース専門テレビ、BFMが伝えた。

 元首相は同国メディアに「仮に立件されるような事態になれば、立候補を断念する」と明言しており、大統領選に大きな影響を及ぼす検察当局の判断に国民の注目が集まっている。

 検察は公金横領などの容疑で予備的捜査に着手しており、元首相は関係書類を既に任意提出し、捜査に協力する意向を示していた。(共同)