Monday, January 30, 2017 12:44 PM

環境車の主導権争い激化 メーカー間で連携加速

 ホンダがゼネラル・モーターズ(GM)と共同で、2020年から燃料電池システムを量産する方針を発表した。日米大手が巨額のコストが見込まれる次世代環境車の開発、生産で手を握ることで、競争を勝ち抜く考えだ。環境車を巡っては、他メーカーも外部との連携を加速させており、メーカー間の主導権争いは世界的に激化している。

 燃料電池車を「究極のエコカー」と位置づけ、開発に力を入れているのはトヨタ自動車とホンダだ。トヨタは14年12月に、一般向けとしては世界初となる燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を投入。ドイツ自動車大手BMWとの共同開発も13年から継続しており、さらなる改善を目指す。

 ホンダは16年3月に、企業や自治体向けリース販売を開始した。(共同)