Monday, January 30, 2017 5:12 PM

米長官、負担増要求見送り アジア政策大きく変えず

 米国防総省のデービス報道部長は30日、2月初旬に韓国と日本を歴訪するマティス国防長官の初外遊について、米政府のアジア政策に関して「大きな変化を打ち出す意図はない」と述べ、日韓両政府の「懸念に耳を傾けることが主目的だ」と記者団に強調した。複数の日米政府筋によると、今回の歴訪では負担増の直接的な要求は見送る見通し。

 トランプ大統領は選挙中、日韓などに米軍駐留経費の負担増を求める考えを示したが、マティス氏は今回の歴訪で日韓両政府との関係構築を最優先させる考えだ。

 デービス氏は、日本と韓国はともに「アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠」だとし、同地域で「最も重要な同盟国」と強調。マティス氏が日韓両政府との間で「引き続き強固な同盟関係を維持する」ことを確認すると述べた。(共同)