Tuesday, January 31, 2017 9:50 AM

温泉マークの存続認める 経産省、国際規格と併用

 経済産業省は31日、東京五輪・パラリンピックに向け、外国人にも理解されやすい案内用の図記号を検討する委員会を開き、「温泉マーク」について国際規格との併用で存続を認める方針を決めた。近くパブリックコメント(意見公募)を実施し、3月に開く会合で最終案を決定する。

 この日の委員会で、経産省が併用案を提示。委員から「外国人にわかりやすい国際規格が良い」とする意見が出た一方、「温泉は日本の文化であり、日本古来のマークを尊重すべきだ」と温泉マークを優先して使用することを訴える指摘もあった。これらを踏まえ、両方の併記など併用が望ましいとの考えで一致した。

 経産省は、必ずしも併記する必要はなく、いずれの記号を使用するかは旅館など施設側が判断できるとしている。(共同)