Tuesday, January 31, 2017 6:23 PM

FRB、金利維持へ 政策決定会合始まる

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は1月31日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開始した。2月1日午後(日本時間2日未明)に決定事項を記した声明を公表する。昨年12月の追加利上げの効果や、トランプ政権の経済政策を見極めるため、今回は年0.5〜0.75%の政策金利を維持する見通しだ。

 FRBのイエレン議長は1月18日の講演で、追加利上げは「今後数カ月の景気動向次第だ」と述べ、今年前半にも金利をさらに引き上げる可能性を示唆した。FRBは3月中旬に開く次回のFOMC以降の追加利上げを検討するとみられる。

 FRBは2017年に小幅な利上げを3回実施する方針を公表している。インフラへの巨額投資をはじめとするトランプ政権の政策効果で景気が急拡大すれば、利上げペースは速まりそうだ。(共同)