Tuesday, January 31, 2017 6:24 PM

聖域都市の圧力「違憲」 サンフランシスコが提訴

 カリフォルニア州サンフランシスコ市は1月31日、不法移民に寛容な措置を取る「聖域都市」と呼ばれる同市などへの補助金を停止するとしたトランプ大統領の大統領令は違憲だとして、連邦裁判所に提訴した。

 全米で聖域都市とされるのは50前後。正規の滞在許可の有無にかかわらず必要な公共サービスを受けられるほか、警察官らが住民の滞在資格を尋ねないことが条例などで定められている。

 記者会見したサンフランシスコ市のヘレラ弁護士は、州や自治体に権限のある移民政策に連邦政府が関与することを禁じた憲法に違反すると主張した。(共同)