Wednesday, February 01, 2017 11:21 AM

イランに米代表の入国許可求める レスリングW杯で世界連合

 米国とイスラム教国との関係が悪化する中、世界レスリング連合(UWW)は1月31日、イランで16、17日に開催されるワールドカップ(W杯)に米国代表が参加できるよう、イラン外務省に入国許可を求める声明を発表した。

 トランプ政権はイスラム教国7カ国の一般市民を入国禁止する強硬策を打ち出し、イランは報復措置として米国民の入国禁止を検討している。

 政治的に対立する中、米国とイランのレスリング交流は1990年代から続き、互いに相手国で開催される大会に参加してきた。米国レスリング協会は公式サイトで「親善と協力の長い歴史を継続するもので、スポーツによる民間外交の好例になる」とW杯出場を表明。UWWは「両国間の協力はレスリング界の金字塔だ」と訴えている。(共同)