Wednesday, February 01, 2017 11:21 AM

大谷、WBCで投手断念 右足首痛、出場辞退も

 日本ハムの大谷翔平選手は1月31日、右足首の故障で調整が遅れているために3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に投手としては出場しないと明らかにした。キャンプ地のアリゾナ州ピオリアで「ぎりぎりまで状態を上げようと思ったが難しかった」と話した。打者として出場を目指すが、状態が上がらない場合は出場辞退もあり得る。

 昨年の日本シリーズで走塁中に右足首を痛め、11月の日本代表の強化試合で悪化した。初選出されたWBC日本代表では、3月7日の1次リーグ初戦となるキューバ戦での先発が内定していたという。日本代表の小久保裕紀監督は宮崎県日南市で1日、「突然の発表で詳細を把握していない」と述べるにとどめた。

 日本ハムのチーフトレーナーによると痛みが長引けば手術の可能性もあるというが、現在は回復傾向にある。吉村浩ゼネラルマネジャー(GM)によると1月29日に日本代表側に伝えた。栗山英樹監督は「スケジュール的に間に合わない。止めないといけない状況だった」と説明した。(共同)