Thursday, February 02, 2017 10:12 AM

「米国第一外交」実行へ 内憂外患、厳しい船出

 トランプ大統領が民間から国務長官に異例の抜てきをした元石油大手首脳ティラーソン氏は1日、就任にこぎ着けた。トランプ氏が掲げる「米国第一」の外交を実行に移す構え。ただ、国務長官不在のままトランプ氏が発表した政策への非難が国内外で噴出し、厳しい船出となった。

 1日の就任宣誓でティラーソン氏は「常に全ての米国民の利益を代表する」と述べ、トランプ氏の方針に沿って取り組む姿勢を鮮明にした。

 だが、トランプ氏が打ち出したイスラム圏からの入国禁止令は世界各国が批判。対象国のイランは弾道ミサイルの発射実験を行い、緊張が高まる。(共同)