Thursday, February 02, 2017 10:12 AM

首相「寛容の心話したい」 日米会談で入国禁止巡り

 安倍晋三首相は2日の衆院予算委員会で、トランプ大統領によるイスラム圏7カ国から米国への入国を禁止する大統領令に関し「(昨年末に)米ハワイ・真珠湾で和解の力、寛容の心を発出することが求められているとスピーチした。(10日の日米首脳会談で)その考え方にのっとって話をしたい」と語った。同時に「内政問題に関わるのでコメントは差し控えている」と述べた。

 先月28日のトランプ氏との電話会談で「一層偉大な国になることを期待する」と話した真意を問われ「世界に範を垂れる偉大な国になってもらいたいという思いを込めた」と説明した。

 金田勝年法相は「共謀罪」の構成要件を厳格化し新設する「テロ等準備罪」に関し、捜査で電話やメールを傍受できる通信傍受の対象には含まれないとの認識を示した。将来、対象となる可能性には含みを残した。(共同)