Thursday, February 02, 2017 10:13 AM
北朝鮮核「最優先課題」 韓国防衛の決意確認
マティス米国防長官は2日、就任後初の外遊として韓国を訪れ、朴槿恵大統領の権限を代行する黄教安首相や韓国大統領府の金寛鎮国家安保室長と個別に会談した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験をちらつかせる北朝鮮について協議し、韓国防衛へ揺るぎない米国の決意を確認。大統領府によると、金氏に「トランプ政権は北朝鮮の核の脅威を安全保障上の最優先課題として取り組む」と表明し、北朝鮮の挑発をけん制した。
朴政権下で決定した米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を「滞りなく推進」するとして計画加速で一致。当初は年末までの配備を想定していたが、関係者によると6月末までの配備完了を目指している。
黄氏との会談でマティス氏は、トランプ大統領が米韓同盟を重視しているとし「韓国が北朝鮮の挑発に直面している状況で、米韓関係をより強化させていく」と強調。黄氏は「韓米同盟の重要性を内外に明確にした」とマティス氏訪韓を歓迎した。両者は米韓が「究極的に朝鮮半島の平和統一を目指すパートナー」だとの考えでも一致した。(共同)
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