Thursday, February 02, 2017 10:13 AM

同盟国の豪にも厳しく トランプ氏、米紙報道

 ワシントン・ポスト(電子版)は、トランプ大統領が1月下旬の電話会談で、オーストラリアへの密航者を米国に移住させる合意の継続を確認しようとしたターンブル首相に厳しい姿勢で臨み、1時間の予定だった会談を約25分間で切り上げたと報じた。

 イラク戦争などを米国と戦ってきた「忠実な同盟国」(同紙)オーストラリアに対してもトランプ氏の「取引」姿勢は変わらず、「敵意ある」応対が際立ったという。ターンブル氏は2日「コメントしない。両国関係はとても強い」と述べ、冷静な姿勢を強調した。

 オーストラリアはオバマ前米政権と、南太平洋のナウルなどに収容するイランなどからの密航者を米国に移住させる枠組みで合意。トランプ氏はこれについて「最悪の合意だ。(密航者は)いらない」と表明する一方、「私の意向」で合意を継続させると述べた。(共同)