Thursday, February 02, 2017 12:08 PM

トルコは「自由」尊重を 首脳会談で独首相

 ドイツのメルケル首相は2日、トルコの首都アンカラでエルドアン大統領と会談し、昨年7月のクーデター未遂後に反政府勢力の弾圧が続くトルコで、報道や言論の自由が制限されていることに「憂慮」を伝えた。会談後の共同記者会見でメルケル氏が明らかにし、自由を尊重するよう訴えた。

 またメルケル氏は、エルドアン氏に実権を集中させる憲法改正の準備が進んでいることを踏まえ、「三権分立の確保に努力が払われるべきだ」と警告。さらに「民主主義には、野党勢力は非常に大切だ」と指摘した。

 これに対しエルドアン氏は、憲法改正後に三権分立がなくなるとの指摘は「真実ではない」と反論。憲法改正の是非を問う国民投票は「4月中に行われるだろう」と述べた。(共同)