Thursday, February 02, 2017 4:48 PM

イケアも入国禁止を非難 「本当に困惑」と不快感

 スウェーデン家具大手イケアの米国法人イケアUSAは、トランプ大統領が決定したイスラム圏7カ国の市民の米入国禁止措置を批判する書簡を公開した。スウェーデンメディアが2日までに報じた。

 イケアUSAのラース・ペーテルソン社長は従業員に宛てた1月30日付の書簡で「顧客や仕事仲間を差別する(トランプ氏が示したような)提案には本当に困惑している」と不快感を示した。

 ペーテルソン氏はイケア・ジャパン(千葉県船橋市)で社長を務めた経験があり、書簡の中で「イタリアや日本、米国で、国籍や宗教が違う人々が一つになって働く力強い姿を目の当たりにした」と述べ、入国禁止措置に反対する立場を強調。影響を受ける従業員や家族をサポートすると表明した。(共同)