Thursday, February 02, 2017 4:49 PM

教会の政治活動解禁に意欲 規制法を「完全に壊す」

 トランプ大統領は2日、税金の免除を受けているキリスト教会などの政治活動を禁じた法律を「完全に壊す」と述べ、撤廃に意欲を示した。ワシントンでキリスト教の宗教指導者を前に演説した。

 トランプ氏を支持する保守的なキリスト教右派の政治力を高める狙いとみられる。イスラム圏7カ国からの入国禁止令などでイスラム教への姿勢が批判される中、物議を醸しそうだ。

 米メディアによると、トランプ氏が言及した法律は1954年に導入された税法の一部。税免除を受ける宗教組織や慈善団体などが、選挙候補者の支持を表明したり選挙活動を行ったりすることを禁じている。撤廃には議会の承認が必要となる。(共同)