Friday, February 03, 2017 10:20 AM

「石原氏逃げずに説明を」 小池知事、豊洲で新弁護団

 東京都の小池百合子知事は3日の定例記者会見で、豊洲市場(江東区)の土地購入を巡る住民訴訟に関し、購入時の知事としての判断の違法性が争われている石原慎太郎氏に対し「どう判断してきたか明確にするべきだ。逃げてしまっている印象は良くない。石原さんらしくない」と指摘し、訴訟の場で説明責任を果たすよう求めた。

 また、訴訟の新たな弁護団に、広島高検や高松高検の検事長を務めた勝丸充啓弁護士(団長)を含む6人を選任したと発表した。小池知事は1月、石原氏には賠償責任はないとしていた従来の都の方針を見直し、担当弁護士を交代させると表明していた。

 一方、都議会で、豊洲の土地購入経緯などに関する地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)を設置する動きがあることには「いかにして高額な費用が使われてきたのか都民が疑問を持っている。それぞれの場で適切な対応がされると思う」と話した。(共同)