Friday, February 03, 2017 10:25 AM

大統領令訴訟、審理へ 差し止め可否判断も

 トランプ大統領が難民受け入れ凍結や、イラクなど一部イスラム圏の7カ国からの入国禁止を決めた大統領令について、憲法違反に当たるとしてワシントン州が無効化を求めた訴訟の審理が3日午後(日本時間4日午前)、同州シアトルの連邦裁判所で開かれる。同州が2日、発表した。

 州政府と連邦政府双方の代理人が出席し、大統領令の執行を続けることの妥当性について議論する。早ければこの日の審理終了後に、一時差し止め命令の可否について結論が出る可能性もある。

 同大統領令の無効化を求め米国各地で訴訟が起きているが、ワシントン州によると、州としては1月30日に提訴した同州が初めてで、ミネソタ州も原告に名を連ねた。マサチューセッツ、ニューヨーク、バージニアの各州も市民団体が起こした訴訟に参加するなどの形で同様の提訴に踏み切っている。