Friday, February 03, 2017 10:26 AM

米雇用貢献で一致 首相とトヨタ社長が会談

 安倍晋三首相とトヨタ自動車の豊田章男社長は3日、東京都内のホテルで会談した。10日の日米首脳会談に先立ち、日本車の輸入などを通じた対日貿易赤字を問題視するトランプ大統領の政策への対応を協議。豊田社長は米国での投資を拡大する方針を改めて示し、官民協調で米雇用に貢献して貿易摩擦を回避する考えで一致した。

 豊田社長は会談後、報道陣に「良い話し合いができた」と強調。「(トヨタの経営を取り巻く)足元の状況などについて意見交換した」と述べ、これまでに公表している米国での投資拡大などについて首相に説明したという。

 政府関係者によると、安倍首相は経済連携を進めるため、日米で協力する必要があるとの考えを示した。(共同)