Friday, February 03, 2017 4:47 PM

米、対イラン追加制裁 トランプ政権初、強硬鮮明

 トランプ政権は3日、中距離弾道ミサイルの発射実験を行ったイランに追加経済制裁を科すと発表した。イランがテロを支援しているとして圧力をかけ続けると強調、トランプ政権の強硬姿勢が鮮明となった。イラン側は米に報復制裁を実施する方針を示し、両国の対立は激化した。

 米財務省によると、制裁対象はレバノン、中国、アラブ首長国連邦(UAE)などを拠点に活動する13の個人と12の組織。イランの弾道ミサイル開発に技術提供や物資調達などで関与したとしている。米国内の資産が凍結され、米側との取引も禁止される。

 財務省は「イランは地域や世界に脅威を与える弾道ミサイル開発を続けている」と非難、「今後も経済制裁を含め積極的にあらゆるツールを適用する」とした。(共同)