Monday, February 06, 2017 10:10 AM

プーチン氏弁護に批判噴出 米国おとしめたと与野党

 就任17日目(Day17)を迎えたトランプ大統領は5日放映のインタビューで、ロシアのプーチン大統領を弁護するあまり自国をおとしめたとして、与野党から激しい反発を招き、波紋を広げている。これまで勝手気ままな放言を許容していた与党共和党の幹部からも異例の「ロシア擁護論」に批判が相次ぎ、政権側は弁明に躍起だ。

 「プーチンは殺人者だ」。FOXテレビの有名司会者が批判すると、トランプ氏は「殺人者は大勢いる。米国はそんなに潔白なのか」と反論した。

 だが、米国がロシアと「同罪」とするこの説明に批判が噴出。与党共和党の重鎮マコネル上院議員は「プーチンは悪党だ。ロシアと米国が同等とは全く思わない」と非難し、下院民主党トップのペロシ院内総務も「ロシアが(トランプ氏の)どんな弱みを握っているのか、徹底的に捜査すべきだ」と主張した。(共同)