Monday, February 06, 2017 10:11 AM
駐韓大使帰任、3月以降 慰安婦少女像で政府
日本政府が慰安婦少女像問題への韓国対応に反発し一時帰国させている長嶺安政・駐韓大使のソウル帰任時期は3月以降となる見通しとなった。朴槿恵大統領の進退問題が節目を迎えるとみられる3月中旬までの間、韓国側が問題解決に取り組むのは困難との見方が日韓双方で強まったためだ。大使の帰国措置は決定から6日で1カ月が経過した。
弾劾訴追された朴氏の罷免の是非を巡り、韓国の憲法裁判所の前所長は退任前に3月13日までに決定を出すべきだとの考えを示している。朴氏が罷免を免れれば、日本政府は現政権に撤去を強く求める考えだ。だが韓国では、朴氏が罷免されると見る向きが多い。
実際に罷免された場合、次期政権が発足するまでの間、問題がたなざらしにされるのは確実だ。次期大統領選は5月ごろに実施されるとの観測が出ており、日韓関係の冷え込みは長期化する公算が大きい。(共同)
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