Tuesday, February 07, 2017 6:32 PM

入国禁止で口頭審理へ 米連邦高裁、近く判断

 トランプ政権がイスラム圏7カ国からの入国を禁止した大統領令を巡り、ワシントン州などの請求を認め大統領令の一時差し止めを命じたシアトル連邦地裁の判断について、サンフランシスコ連邦高裁は7日午後3時(日本時間8日午前8時)、政権と州側の双方から電話で主張を聴く審理を行う。主張は各30分間。

 サンフランシスコ高裁はその後、一時差し止め命令が妥当かどうかの判断を示すが、ロイター通信によると7日には決定が出ず、数日かかる見込み。

 ワシントン州とミネソタ州が大統領令は違憲として無効化や一時差し止めを求めた。高裁の判断が出ても、連邦最高裁に上訴される可能性が高い。最高裁判事の構成は保守とリベラルが4人対4人で拮抗するため多数判断が出ず、高裁決定が事実上の最終結論になる可能性もある。(共同)