Wednesday, February 08, 2017 4:55 PM

目手術へ12歳少女も入国 イラン人、在米の母出迎え

 目の手術を受ける目的で訪米する直前にトランプ大統領がイスラム圏7カ国からの入国禁止令を出したため、足止めされていたイラン人の少女アルマ・カシュクーリさん(12)が8日までに、ニューヨークのケネディ国際空港に到着した。ロイター通信などが伝えた。

 空港では、米国に留学中の母親(33)がアルマさんを出迎え、「(会えなくて)つらかった。この子に『あなたはこの国にとって脅威だと思われている』なんて説明できなかった」と話し、喜びの涙を流した。

 アルマさんは過去にも渡米し、先天性の代謝異常の治療を受けてきた。今回は米国でしか受けられない目の手術をピッツバーグで受けるため、査証(ビザ)を取得し1月末から米国に滞在予定だったが、直前にイランなど7カ国からの入国を禁じる大統領令が出て渡米できなくなった。(共同)