Thursday, February 09, 2017 10:55 AM

米上院、司法長官を承認 保守強硬派セッションズ氏

 米上院は8日、トランプ大統領が司法長官に指名した保守強硬派のセッションズ上院議員の人事を承認した。ほとんどの民主党議員は反対したが、多数派の共和党は全員支持し、賛成52対反対47だった。トランプ政権の閣僚承認は6人目。

 セッションズ氏はイスラム圏7カ国からの入国を禁じた大統領令に影響を与えたとされ、民主党は司法長官への起用に強く反発していた。同氏は就任後、大統領令を擁護する役割を担い、イスラム過激派や不法移民対策を一層強化するとみられている。

 セッションズ氏は1986年に連邦判事に指名された際、黒人への差別的発言を指摘され、上院で承認されなかったことがある。(共同)