Thursday, February 09, 2017 1:17 PM

政府、許可「必要」に反論 辺野古工事、沖縄へ質問状

 政府が、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立て工事を巡り、県の「岩礁破砕許可」更新が必要とする理由を県にただす質問状を作成したことが9日分かった。既に送付した可能性がある。県は3日、更新が必要と防衛省沖縄防衛局に通知しており、対抗した形だ。

 岩礁破砕許可は、漁業権が設定された水域で海底の岩石などを壊す際に必要とされる。政府は地元の名護漁協が漁業権放棄を決議したとして、3月末で期限が切れる許可の更新を不要と判断。更新申請せず、工事を進める方針を固めている。

 沖縄県は「漁業権は現在も設定されている」との立場で、知事の許可なしに工事を進められないと主張している。(共同)