Friday, February 10, 2017 10:48 AM

30年ぶり抜本見直しも トランプ氏の税制改革

 トランプ大統領は9日、税制改革の具体策を今月中にも発表する意向を表明。スパイサー大統領報道官は「(レーガン政権下の)1986年以来の規模となる」と述べ、約30年ぶりの大改革になるとの見通しを示した。10日の東京市場で株価が大幅に上昇するなど発言は期待を呼んでいる。

 トランプ氏は9日、ホワイトハウスで開いた米航空会社トップらとの会合で「米ビジネス界にのしかかる税の負担を軽減することは重要だ。今後2〜3週間以内に税制に関して素晴らしい発表をする」と明言した。

 この大統領の発言について、スパイサー氏は法人減税だけでなく、個人に対する減税も含めたものになると指摘した。大統領の狙いについては「企業が米国に進出して成長し、米国で雇用を創出したくなるような環境の整備」だと説明。「大統領は中間層に対する税の軽減が必要なことも認識している」と話した。(共同)