Friday, February 10, 2017 10:49 AM

不法入国の母強制送還 米に2子、大統領令初適用

 約20年前にメキシコから米国に不法入国し、アリゾナ州で2人の子どもを産んだ女性が9日、子どもを米国に残したままメキシコに強制送還された。トランプ政権の不法移民対策強化を定めた大統領令による最初の送還者と報じられ、支援者らが抗議活動を行った。

 メキシコ外務省は「在米メキシコ人が(米国の)移民規制対策強化によって直面する新しい現実だ」との声明を出した。

 女性はグアダルペ・ガルシアデラヨスさんで、ロイター通信などによると36歳。14歳の時に両親とアリゾナ州に渡り米国で結婚、16歳と14歳の子どもがいる。2008年に職場が不法移民の一斉摘発を受け、社会保障番号を偽造していたとして有罪とされた。(共同)