Friday, February 10, 2017 12:25 PM

入植地拡大「良くない」 イスラエル紙にトランプ氏

 トランプ大統領は、イスラエルが占領地ヨルダン川西岸で進める入植地の拡大について「(パレスチナとの)和平実現のために良くない」との考えを示した。また在イスラエル米大使館のエルサレムへの移転については「真剣に検討している」が「簡単な決断ではない」と主張した。

 イスラエル紙「イスラエル・ハヨム」が10日付でインタビューを掲載した。トランプ氏は15日、ワシントンでイスラエルのネタニヤフ首相と会談する予定。会談ではイラン情勢のほか、イスラエルの入植活動、イスラエルの商都テルアビブにある米大使館移転についても意見交換する見通し。

 親イスラエルの立場を鮮明にするトランプ氏の大統領就任以降、イスラエルは6000戸以上のユダヤ人入植者用の住宅建設を承認するなど入植活動を加速化している。(共同)