Monday, February 13, 2017 11:39 AM

日米韓、北朝鮮に圧力強化 制裁視野、中国に対応促す

 北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル発射を受け、日米韓3カ国は13日、国際的な圧力強化に向けて調整を本格化させた。中国に対して国連安全保障理事会決議に基づく北朝鮮制裁の徹底履行を要求、追加制裁も視野に入れている。安保理は日米韓の要請を受け、13日午後(日本時間14日午前)に緊急会合を開く。朝鮮中央通信は13日、金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会い、新型の中長距離弾道ミサイル「北極星2」発射実験が「成功裏に行われた」と報道。核・ミサイル戦力の増強を進める姿勢を鮮明にした。

 トランプ大統領との会談を終え帰国した安倍晋三首相は13日、NHK番組で「(トランプ政権の北朝鮮への)姿勢はより厳しくなる」と述べ、日米で緊密に連携する考えを表明した。

 菅義偉官房長官は13日の記者会見で「(脅威の)ステージが一段上がった」と指摘、国連制裁の実効性確保が重要だと強調。中国への働き掛けを強める方針を示した。(共同)