Monday, February 13, 2017 4:43 PM
イランで被害者支援本出版 化学兵器、広島の津谷さん
1980年代のイラン・イラク戦争中、化学兵器の被害を受けた人々に寄り添いたいー。被害者支援活動を続けてきたNPO法人「モースト」(広島市)の津谷静子理事長(61)の著書「イラン毒ガス被害者とともに」がイランで出版されることになり、13日に首都テヘランで記念式典が開かれた。
モーストは2004年から、イランの被害者に医療支援を続けるほか、広島の被爆者らとの交流イベントも実施。ペルシャ語への翻訳は父親が被害者で日本語が堪能なイラン人ヤセルさん(32)が手掛けた。
式典にはイランのアラグチ外務次官のほか、被害者ら約150人が出席。肺に後遺症を負ったモハンマドさん(52)は「私たちは平和を望んでいる」と訴え、多くのイラン人に読まれてほしいと語った。(共同)
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