Monday, February 13, 2017 4:43 PM

バグダディ容疑者狙い空爆 イラク軍、成否は不明

 イラク軍は13日、同国西部のシリア国境付近で、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者バグダディ容疑者らを狙った空爆を11日実施し、IS幹部13人、戦闘員64人を殺害したと発表した。殺害した幹部らの氏名を公表したが、バグダディ容疑者は含まれておらず、負傷の有無や逃走したかどうかも明らかにしなかった。 イラク軍はこれまで何度か空爆でバグダディ容疑者に重傷を負わせたと発表したが、同容疑者はその後も活動を続けている。

 イラク軍によると、バグダディ容疑者らはISの拠点・シリア北部ラッカ周辺を9日に出発。イラク国境地帯に移動し、他の幹部らと同容疑者の後継者問題などを協議していた。F16戦闘機が国境に接するイラク西部カイムにある民家などを空爆したという。(共同)