Tuesday, February 14, 2017 10:20 AM
北朝鮮阻止、見通せず 制裁主導の米政権混乱
国連安全保障理事会は13日、北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル発射を強く非難する報道声明を発表した。中国とロシアも賛同してひとまずは国際社会の結束を示した。しかし北朝鮮の核・ミサイル開発阻止へ米国が主導してきた安保理決議に基づく制裁強化はトランプ政権の混乱で見通せない。
韓国の情報機関、国家情報院は14日、新型ミサイル「北極星2」の射程が日本全土を完全に射程内に収める2000キロ以上との分析を国会に伝えた。北朝鮮のミサイル技術進展は明らかで、日本政府は危機感を強める。
日米韓の要請で開かれた緊急会合では、北朝鮮との対話を重視する中露も北朝鮮のミサイル開発を批判。状況次第で北朝鮮に対して「さらに重大な措置」を取ると表明した報道声明についても強い異論は唱えなかったもようだ。別所浩郎国連大使は「安保理が全会一致で報道声明を出せた。北朝鮮は真摯に受け止めるべきだ」と強調した。(共同)
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