Tuesday, February 14, 2017 10:21 AM

メキシコ中心に再交渉 トランプ氏、NAFTAで

 トランプ大統領は13日、カナダのトルドー首相とホワイトハウスで初めて会談した。トランプ氏は会談後の共同記者会見で米国、カナダ、メキシコで結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について、メキシコとの間で「不公平が長年続いた」と不満をあらわにし、再交渉は対メキシコ中心に見直しを進める考えを表明した。一方、カナダとは良好な貿易関係があると指摘し「微調整」にとどめる方針を示した。

 トランプ氏は会見で、移民政策に関し「悪人は入国させない」として厳しい国境管理を続ける姿勢を強調。一方、トルドー氏は「国家の安全を損なうことなく、移民や難民に開放的な政策を続ける」と述べ、対照的な立場を示した。

 トランプ氏は弾道ミサイルを発射した北朝鮮についても「大きな問題だ。断固とした対応を取る」と主張した。(共同)