Tuesday, February 14, 2017 10:23 AM
州独立やカナダと合併案も 西海岸、新政権発足で
トランプ大統領は就任25日目(Day25)の13日、カナダのトルドー首相と初会談し「国境を接しているだけでなく、価値観も共有している」と隣国同士の親密さを強調した。内向き傾向を強めるトランプ政権に反発する米国人の間でカナダは注目を集め、西海岸の州では独立やさらにはカナダとの合併案まで話題に上っている。
トルドー氏は、トランプ氏が難民受け入れの一時凍結を打ち出した翌日に「カナダは迫害やテロ、戦争から逃れてくる人たちを宗教に関係なく受け入れる。多様性こそがわれわれの強みだ」と表明。建国以来の米国の理念を引き写したような言葉はトランプ氏の入国禁止令に反対する人々の共感を呼んだ。
西海岸は伝統的にリベラル色が強く、カリフォルニア州では独立に向けた住民投票を求める署名集めが始まった。米誌フォーブスによると、同州は英国に次ぐ世界第6位の経済規模で、独立すれば「大国」となる。(共同)
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