Thursday, February 16, 2017 11:06 AM

任命責任どこへ メディアの選択露骨に

 「フリン氏は素晴らしい人物だ」。トランプ大統領は就任27日目(Day27)の15日、国家安全保障問題担当の大統領補佐官から更迭したフリン氏を記者会見で称賛した。自らの任命責任は棚に上げ、混乱の責めを負うべきはメディアの方だと主張。メディアの取捨選択もますます露骨になってきた。

 政権発足前にロシア側と対ロ制裁見直しを協議した疑惑を追及され、ホワイトハウスを去ったフリン氏。当初は自ら辞職を申し出たとされていたが、スパイサー大統領報道官は14日「トランプ氏が辞任を求め、辞表を受理した」と説明した。就任1カ月足らずで、側近の更迭に追い込まれたトランプ氏の任命責任が焦点となりつつある。

 しかしトランプ氏の怒りの矛先は、また記者団へと向いた。「フリン氏は異常に不当な扱いをメディアから受けた」(共同)