Thursday, February 16, 2017 11:10 AM

シリア問題で協力模索 米露外相、初会談

 ティラーソン国務長官とロシアのラブロフ外相は16日、ドイツ西部ボンで会談した。トランプ政権発足後、米露外相の初顔合わせ。シリア内戦の和平プロセスや過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で協力を模索するとともに、ウクライナ危機打開に向け意見交換。

 米国のオバマ前政権下で冷戦後、最悪レベルに陥った米露関係を修復する糸口をつかめるかが焦点。主要な問題で互いの基本的立場を確認した上で、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領による初めての首脳会談の開催に向け調整を加速する。

 ラブロフ氏は会談冒頭、「われわれには議論すべき問題が多い」と指摘した上で「それぞれの課題に今後どのように取り組むかを決められたらいい」と語った。(共同)